八ケ岳 杜の家とは

八ケ岳 杜の家 [ 四寸角でつくる甲斐の家 ] 」の構造的特徴は、その耐力壁の形状にあります。山梨県産のスギ角材の柱を3本、ないしは2本並べ、それを同じくスギ角材を用いたスペーサーで連結させ、壁柱的な構造要素として耐力壁をつくります。土台と桁の横架材と3本の柱の接合部は長ホゾ込栓接合です。このようにして、スギを大量につかった耐力壁を完成させます。

この構造が、どういった特性を持つのか、職業能力開発総合大学校 東京校の定成政憲教授と共に、静的加力実験を行って調べてみました。スギ角材を3本組み合わせて壁柱的構造をつくったもの(右図)の場合、壁倍率=1.41倍という、貫による壁の1.0倍を超え、7センチ以上の塗り厚で両面塗りされた土壁の1.5倍という壁倍率に迫る値がでました。復元力特性についても、変形角が1/20rad以降も急激な低下傾向を示さず、極めてねばり強い特性を有することが分かりました。